2020年〜2021年 ワイワイ会議実行委員会活動記録
2018年から2019年、横浜市の第2期子ども・子育て支援事業計画素案の策定に合わせて、ワイワイ会議実行委員会では市民の声を市政に届けるため、横浜市18区でのグループトークファシリテーションや、市民の声・パブリックコメントの意見をまとめ市に対して提言を行うなどの活動を行ってきました。
2020年3月、ワイワイ会議実行委員会では、こうした活動の報告を行うつもりでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、活動報告はできずに月日が流れてしまいました。
2020年から2021年、コロナウイルス感染拡大の影響で対面での集まりや話し合いが難しい状況が続いていましたが、その間私達はオンラインで「葉っぱのカード」の改定に向けた編集会議を続けていました。
葉っぱのカードの編纂
私達が使う、子育てについての対話ツール「葉っぱのカード」は、元々横浜市の「第1期子ども子育て支援事業計画素案」に対して市民から寄せられたパブリックコメントから、90の声を抽出、編纂して作成していました。
それを、令和元年に発表された横浜市の「第2期子ども子育て支援事業計画素案」に対して寄せられた1400の市民の声(パブリックコメント)をもとに、新しいバージョンを作るというのが、2020年から2021年に行っていたことです。
「子育て」と一口にいっても、乳幼児、学齢期、障害、ひとり親など、分野だけでも9の分野があり、多くの方からの切実な訴えが1400のパブリックコメントの中には詰まっています。
これを、重要なトピックスが網羅されるように目を通し、多くの声が寄せられている内容はもちろん、小さいけれど大切な視点、子どもからの声なども入るようにし、限られた文字数の中で文意を損なわず、カードを手に取った人が自分なりに心を寄せられるような内容のものを抽出、カードの文字数に収まるように編集をおこないました。
みんなが選んで、話したくなるカードに
自分の子育てで困っていること、あるいは子育て当事者でない方が子ども・子育てについての考えを問われたとき、困っていることと言われてもぱっと思い浮かばなかったり、子どもや子育てについて特段考えたことがないという方も少なからずいることでしょう。しかし、100枚の葉っぱのカードの100種類の誰かのメッセージを読むと、共感したり、違和感を覚えたりと、何かしら自分の心の琴線に触れるものがあるはずです。
自分の気づかなかった心の中にあるものを呼び起こしたり、見ることで新たな気付きを得られたり、ワイワイ会議で葉っぱのカードを使った対話に参加された方が、ご自身の言葉で語るきっかけとなるような葉っぱのカードづくりを、実行委員会メンバーでは1年以上かけて行ってきました。
2021年版葉っぱのカード、公開!
2021年12月、「2021年版葉っぱのカード」がついに公開となります。
子育て当事者の方、子育て支援に関わる方々、地域の方々、様々な方がこのカードを使って対話をしてみていただければ、嬉しく思います。
ワイワイ会議の開き方・葉っぱのカードの使い方とダウンロードはこちらから
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